株式投資(NISA)のお話
今回は、投資信託とNISAについて。
前回:
NISAって何だか良く分からないという人も多いと思う。
NISAは簡単に言うとこんな感じ。
- 年間120万円まで無課税で株式投資が可能
- 投資したものは5年間無課税になる。
この制度を最大限生かそうと思うと、個人的見解として投資信託がベター。
最大限生かす構成はこんな感じ。
- 120万円分を投資信託する(外国または国内)
- 分配金は再投資する
- 5年間維持する
NISAで、「5年間無課税」が結構重要で、
再投資(福利)で投資すると結構違ってくる。
(複利で5年間増やした分も非課税となるので)
年利はTOPIXの年間騰落率として、4.84%として計算する。*1
5年間で複利計算すると、以下の通り。
結果、120万円が151万円として戻ってきて、
利益は31万円となる。
この分の税金は免除となるので、そこそこ大きい。
(税金を20%とすると、6.39万円分の税金が免除となる)
「5年で31万か ~」と思うかもしれないが、
NISAは、一人5枠持っていて、1年で1枠しか使えないだけなので、
5枠を1年ずつずらして順番に使うと、1年で31万の形になる。
(1年目に1枠目に投資、2年目に2枠目とすると、6年目から毎年もらえる形)
(つまり、最初に利益がもらえるまで5年必要)
「それなら、NISA枠で普通に株式投資した方が良くない?」
と思うかもしれないが、NISAは「利益確定後の再投資は別枠」となっているので、
株式投資した後株を売った場合、そこで利益が確定し、
その年の免税枠はそこで終了なので、合計で31万以上の利益が
出なかった場合、免税枠は投資信託よりも少なくなる。
(投資信託の場合、再投資型を選ぶことで利益確定を回避できる)
理論計算で120万に対して31万なので大体25%になる。
25%も株式投資で利益を出せる人はそうそう居ないと思うので、
NISAの投資信託が一番かなという結論。
(1200円の株を1000株買った場合、一株あたり310円を1回の売りで増やす事になる)
NISA以外の枠で増やしていきたい場合は、株式投資でも良いかなと思う。
|
*1:ロイター通信の記事より