BlackBoll’s blog

会社員が知ってると便利な事を色々と書きます。

ARデバイスの課題

 前回、VRとARに軽く触れたけど、今回はARについて。

blackboll.hatenablog.com

 ARデバイス(ARグラスとかARメガネ)は、大きく2種類。

  • 仮想スクリーン型
  • 網膜投射型

 

仮想スクリーン型っていうのは、単純に映像をハーフミラーとかで

重ねる方法を取っているもの(下図)。

この方式は、仮想スクリーンにピントが合っていないとぼやける。

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網膜投射型っていうのは、目の網膜に直接映像を投射するもの(下図)。

この方式は、目の焦点がどこだろうがAR画像のピントが合う。 

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この二つの方式、一概にこっちがいいとは言えなくて、

向き不向きがある。

 

網膜投射型は、必ずピントが合うので、

情報を表示する使い方(ナビゲーションなど)に向いている。

一方、仮想の物体を操作するような使い方には向いてない。

必ずピントが合うということは、奥行きが認識しにくくなるので。

 

仮想スクリーン型は逆で、奥行きの認識がしやすいので、

仮想物体の操作には向いていて、情報を表示する使い方には向いていない。

ピントを合わせるということは、注意をそっちに向ける必要があるので、

余所見しているのとほとんど変わらないし、結構疲れる。

 

最近、製造現場とかにAR使うみたいな話も話題だけど、

この特徴を把握しておかないと、思ったようにいかないとか、

使いにくいツールになって結局廃れるので、用途を踏まえて選ぶことが必要。

 

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