確定申告書と納税
確定申告と納税が終わったので、ザックリ説明。
前回の記事でe-Taxの準備までは完了したので、実際の入力から。
サラリーマンで株式投資している人は、下の二つを入力。
- 給与所得
- 株式譲渡収入
で、さらにふるさと納税をしている人は、追加で下も入力。
- 寄付金控除
給与所得に関しては、会社から源泉徴収票をもらってきて、
その通りに入力する。
大きくは下の4か所を入れる形。
- 支払金額 (会社から支払われた給与全体)
- 給与所得控除後の金額 (給与の収入として扱われる金額 経費相当を引いた額)
- 社会保険料の金額
- 生命保険料の金額
上とは別に、生命保険料の内訳も入れて、給与は完了。
株式譲渡収入については、証券会社が発行した
「年間取引報告書」の情報をそのまま入力。
証券会社によっては、e-Tax用にファイルをダウンロードできるので、
それをアップロードでもよい。無ければ、手入力する。
基本的には、「収入額」と「費用額」を入力するだけ。
最後、ふるさと納税の金額を寄付金控除の部分に入力。
ワンストップ特例使っている人も、確定申告するなら入力する。
これも、e-Tax用にファイルをダウンロードできるし、
e-私書箱を使ってマイナポータル経由で入力もできる。
ここは可能な限りファイルか自動入力した方が良い。
手入力の場合は、各自治体ごとに入力が必要みたい。
入力が終わると、控除額が確定する。
今年は、41,000円ふるさと納税に使ったので、下のような形。
最終的には、申請書類が一式出来上がり。
納税も、銀行振り込みできるので、そのまま振り込んで終わり。
今回は追加で10万ちょっと納税することになりました。
源泉徴収だったらどんぐらい引かれてたんだろうか。
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確定申告とe-Taxの準備
確定申告についての続き。
確定申告するのに便利らしい e-Taxだけど、
確定申告書類を作るために色々準備が必要。
(確定申告のページは下のとおり)
事前準備するものは大きく3つ
マイナンバーカードは、申請してから1か月ちょっとかかるので、
今から申請しても間に合わないかも。
ICカードリーダーについては、電気屋に売ってる、IOデータのやつとか。
多分マイナンバー対応って書いてある奴が無難。
e-Taxについては、専用ソフトをインストールする方法と、
オンラインと2種類あるけど、準備が少ないオンラインがおススメ。
専用ソフトの場合、JAVAの32Bit版ランタイムが必要みたいなので、
先にインストールしておくこと。
JAVAのダウンロード先↓
https://www.java.com/ja/download/
入れておかないと、専用ソフトのインストールに失敗する。
(インストールが途中で止まる)
あと、マイナポータルの登録とe-Tax連携はしておいた方が良い。
登録しておくと、確定申告の時にふるさと納税のデータを
自動登録可能になったりする。
(対応サイトのみ。さとふる、ふるなび、は対応済み。楽天は2022年2月から)
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確定申告と税金のはなし
そろそろ確定申告の時期が近づいてきた。
サラリーマンで確定申告をする必要がある人はあまり居ないけど、
下記に該当する人は確定申告の必要がある。
- 副業の収入がある人(株式投資含む)
- ふるさと納税でワンストップ特例制度を申請していない人
- 申請しないと税金を余計に払うことになるため、注意
- 申請した場合、ふるさと納税の対象分が税金として支払ったことになる寄付金控除対象となる(2022/2/22修正)
確定申告は、e-Taxが簡単のようですが、
便利に使うにはマイナンバーカードが必要なので、注意。
マイナンバーカードは申請してもすぐには手元に来ないので、
早めに発行申請しておくこと。(マイナンバー通知カードでは不可)
マイナンバーカードが手元に来るまでは1か月以上かかるとのこと。
e-Taxでの電子申請は、カードリーダーも必要らしいので、
マイナンバーカードが来たら買っておくといいかも。
ARデバイスの課題
前回、VRとARに軽く触れたけど、今回はARについて。
ARデバイス(ARグラスとかARメガネ)は、大きく2種類。
- 仮想スクリーン型
- 網膜投射型
仮想スクリーン型っていうのは、単純に映像をハーフミラーとかで
重ねる方法を取っているもの(下図)。
この方式は、仮想スクリーンにピントが合っていないとぼやける。
網膜投射型っていうのは、目の網膜に直接映像を投射するもの(下図)。
この方式は、目の焦点がどこだろうがAR画像のピントが合う。
この二つの方式、一概にこっちがいいとは言えなくて、
向き不向きがある。
網膜投射型は、必ずピントが合うので、
情報を表示する使い方(ナビゲーションなど)に向いている。
一方、仮想の物体を操作するような使い方には向いてない。
必ずピントが合うということは、奥行きが認識しにくくなるので。
仮想スクリーン型は逆で、奥行きの認識がしやすいので、
仮想物体の操作には向いていて、情報を表示する使い方には向いていない。
ピントを合わせるということは、注意をそっちに向ける必要があるので、
余所見しているのとほとんど変わらないし、結構疲れる。
最近、製造現場とかにAR使うみたいな話も話題だけど、
この特徴を把握しておかないと、思ったようにいかないとか、
使いにくいツールになって結局廃れるので、用途を踏まえて選ぶことが必要。
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VRとARのお話し
最近話題の技術として、IoTとかデジタル化とかAIとか色々あるけど、
今回はVRとARのお話し。
VRとARの細かい説明はひとまず置いておいて、ザックリはこんな感じ。
- AR:拡張現実。パソコン内の世界の物を現実世界と重ねる
- VR:仮想現実。パソコン内の世界に入り込んだような体験をする
つまり、現実と非現実(パソコン内の世界)を橋渡しする技術だけど、
方向性は全く逆になっていて、必要な技術も異なる。
身近なものだと、ポケモンGOの「GOスナップショット」はARで、
プレステVRは、その名の通りVRで、ヘッドセットとコントローラで
仮想現実を体感する形。
SFとかである、プラグを挿して別世界にダイブするとかは、
VRのさらに発展した形になると思う。
それぞれある程度技術は確立しているけど、課題もある。
ARには、映像デバイス(スマートグラス)に課題がある。
細かくは別途解説するけど、重ねる映像(AR映像)と人の焦点が合わない点。
現状、人の焦点に合わせてAR映像を調整することは難しいみたいで、
別々の映像を切り貼りしたような形になるので、違和感があると思う。
VRには、五感に関する課題がある。
これも別途解説するけど、ゴーグルでカバーできるのは視覚と聴覚のみ。
特に化学反応が関わる味覚や嗅覚はほぼ不可能。
(現状、人間がコントロールできないため)
触覚については、コントローラを仮想現実内でも表示して
違和感を軽減している場合もあるけど、そこまで。
今後、技術が更に発展して、強化されることを期待しよう。
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所得控除について
前回、源泉徴収票に関してザックリと説明した。
blackboll.hatenablog.com
今回は、「給与所得控除後の金額」から「源泉徴収税額」までの話。
ここは、サラリーマンでも個人事業主でも基本的には変わらない。
基本的には、「給与所得控除後の金額」から「所得控除額」を引いて、
「課税所得額」を出し、それに税率をかけて、
「源泉徴収税額」(つまり、税金額)を出す。
ここで、「所得控除額」がどう決まるのかというと、ザックリ以下の通り。
- 扶養家族の数
- 保険関連支払い額
- 医療費
- 所得額
ほかにも、災害や盗難、配偶者の死にあったら控除されたりするけど、
レアケースなので置いておく。(知りたい人は調べましょう)
扶養家族については、「配偶者控除」とか「扶養控除」とかね。
保険関連支払い額については、「社会保険料控除」とか「生命保険料控除」。
支払った金額に応じて控除額が変わる。
よく、保険会社の人が「節税」とか言うのは、この部分が増えるから。
ただ、節税した分より保険料として支払う額の方が明らかに多いので、
皆さん騙されないように。
保険会社から出る祝い金とか、課税される可能性ありますので。
節税するつもりが自由になるお金が減った・・・ってことも。
話を戻して、医療費はそのまま、医者にかかった場合に控除される。
そこそこ高い費用が掛かった場合のみだけど。
最後が所得額は、基礎控除のこと。
これは所得金額によって金額が決まっている。
これは、「給与所得控除後の金額」で決まるので、
実質、会社が支払った額で決まると言っていい。
まとめると、
- 税金は収入と家族構成、医療、保健関連の費用で決まる。
- 同じ収入の場合、独身と家族持ちであれば、独身の方が税金が高い
- 所得控除については、サラリーマンも個人事業主も同じ
- 節税の手段として安易に保険に入らない(収支のバランスを見ること)
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給与×源泉徴収×確定申告
今回は趣向を変えて、サラリーマンに特に関連する給与の話。
サラリーマンは仕事の対価として給与をもらっているけど、
独立した場合は会社が色々やってくれているお金の処理を自分でしないといけない。
ということで、会社がやってくれているお金のあれこれを知ることは必須。
で、会社がやってくれているあれこれは、「源泉徴収票」で確認が出来る。
確認する部分はここ。
(ちなみに、会社は月給や賞与から少しずつ税金分を徴収してるが、割愛する)
- 支払金額:会社からの給与全額
- 給与所得控除後の金額:支払金額から経費を引いた額(仕事による利益:所得)
- 源泉徴収税額:実際に徴収された税金額
つまり、仕事の報酬としてもらったお金(ここでは支払金額)から、
経費(サラリーマンの場合は見なし経費で金額が決まっている)を引いて、
さらに保険料控除とか、扶養控除とかいろいろ引いて、最終的に税金が決まる。
(最終的な税金額が源泉徴収税額になる)
個人事業主になる場合もこのへんは変わらなくて、
この部分を自分でまとめて、確定申告して、税金を払う必要がある。
税金を支払うことは大事な事ですが、面倒そうな雰囲気。
e-Taxを使うと比較的楽なのかな?
必要な項目入力すれば税金計算して、そのまま確定申告まで出来るらしい。
ちなみに、個人事業主の場合は、経費を自分で決めるけど、
その正当性を説明できる必要があるので、注意。
(抜き打ち検査的なことがあるそうな。)
確定申告とか税金に関しては、この本もおススメ。
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